舌でわかる健康状態


こんにちは。
博多区麦野にある女医の
原田ファミリー歯科です。


舌苔(ぜったい)という言葉を聞いたことがありますか?

舌の上についている白や黄色、黒い苔状の付着物のことをいいます。

この舌苔の付き方で口の中で起こっている異変や体調の不調が分かる事があります。

また口臭の原因の87%は口の中からきていると言われており、厚くついた舌苔が臭いのもとになっていることも多いです。

しかし、舌苔はどんな人にも必ずあり、異常な量でなければ健康に害はありません。


原因としては、

ストレス、不規則な生活、唾液の分泌量の低下、免疫力の低下、タバコやアルコールの摂取、胃の状態が悪いなどがあげられます。



・白い苔が全体的に薄くついているとき
→健康的で理想的な状態です。

・白い苔が分厚くついている
→唾液分泌の減少による自浄作用の低下
胃などの消化器官が弱っているときに見られます。

・黄色い苔
→食べ過ぎ、飲みすぎ、便秘の場合など
食生活が乱れていないか見直す必要があります。
熱や病気などが進行している場合にも
白い苔に黄色い着色が現れることがあります。
喫煙の本数が増えてくるとヤニの色で黄色くなってきます。

・黒い苔
→病状がひどくなると黒い舌苔がみられる場合があります。
口の中の細菌のバランスが崩れてくると
菌交代現象という通常ではあまり存在しない菌が異常増殖を起こしてきます。
病気の治療のために長期間抗生剤を服用した場合などにこの菌交代現象がよく見られ、舌に黒い毛が生えたように見えることがあります。

・全く苔がない
→無苔と呼ばれ慢性的な栄養不良が原因と考えられており、具体的にはミネラルや鉄分が不足した時に見られます。

・ところどころ舌苔がない部分がある
→見た目が地図のようであることから地図状舌とよばれます。
原因は胃腸が弱っている、ミネラル、鉄分、タンパク質不足などが考えられます。

・舌のふちに歯形がつく
→エネルギー不足による疲れのサインです。
身体が冷えていることも関係している為、疲れを取りながらからだを温めることが必要です。



舌の状態が異常な場合に該当されている方は、生活習慣を見直すことで改善される場合もあります。
綺麗なお口の中の環境を作ってあげましょう☆




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