歯ぎしり
2022.02.03更新
こんにちは。
博多区麦野、雑餉隈駅付近にある
原田ファミリー歯科です。
みなさんは朝起きた時に
顎が痛かったり、家族の方に
歯ぎしりの音がうるさいなど
注意されたことはありませんか?
歯ぎしりとは、歯をすり合わせてギリギリと音を立てたり上下の歯をグッと噛み込んだりすることです。
主に睡眠中に行われることが多いけれど、日中にも集中して作業を行っているときなどに無意識にしているケースも。
日本人の約70%が歯ぎしりや食いしばりを経験していて、尚かつ本人が自覚していないことがほとんどだそうです。
また、種類も様々です。
1.歯ぎしり(グラインディング)
多くの人が「歯ぎしり」という言葉でイメージする 「ギリギリ」と歯をすり合わせる行為。上下の歯を強く噛んだ状態で横に滑らせ、こすり合わせる動きをいいます。
歯が削られて平らになってしまうのが特徴。
眠っている間に起こることが多いため、家族など周囲の人から指摘されて気づくことがほとんど。
音がしないこともあり、その場合は発見が遅れることも。
2.食いしばり(噛みしめ/クレンチング)
重いものを持つなどして体に力が入ったときのように、上下の歯をグッと強い力で噛み込むこと。
寝ている間に加え、日中無意識に行ってしまう人もいるそう。音が出ないため、なかなか気がつかない人も多いのだとか。
食いしばっているときはあごの筋肉に力が入るため、頬の下のエラ部分が膨らんで見えます。
3.タッピング
上下の歯をカチカチと当てる行為。歯ぎしり・食いしばりと同様、睡眠中に行われるケースが多いけれど癖として日中にやってしまう人も。
自覚症状がないことが多く、気がつきにくいそう。
☆歯ぎしりの原因
1.ストレス
歯ぎしりの原因として最も有力視されているのがストレス。ストレスにより、口周りの噛むのに使う筋肉が緊張してこった状態になると歯ぎしりが起こることがあると、考えられています。
日中の噛みしめ癖
普段から食いしばったり上下の歯をカチカチと当てたりしていると、筋肉にそれが「癖」として記憶され、睡眠中にも行われてしまうそう。
2.歯並び
歯並びがガタガタしていたとしても、子どもや若いうちは口周りの筋肉の力でそれをカバーしています。しかし、大人になって筋肉や関節の柔らかさが失われてくるとそれが補えなくなり、結果歯ぎしりが起こることも。
3.噛み合わせ
噛み合わせは虫歯などの歯科治療、歯周病による歯のゆれ、老化、すり減りなどによって微妙に変化するもの。それに対応するために起こる歯ぎしりもあるという説があります。
☆歯ぎしりが引き起こすトラブル
1.歯の詰めものが取れる・割れる
歯ぎしりによって強い力が加わることで、詰め物は損傷します。特に寝ている間、無意識に行っているときには、日中の5倍もの力がかかることも。詰めものを変える必要が出てきます。
2.歯が削れる、割れる
歯ぎしりで歯に負担がかかる力は、自分の体重の約3倍。歯にへの非常に大きな負担が生じる結果、歯が欠けたり割れたりすることが。
歯が真っ二つに割れてしまった人もいます。歯が損傷すると噛んだときに痛みを生じる恐れがあります。
3.知覚過敏
歯ぎしりによって歯のエナメル質が徐々に磨耗して、知覚過敏になることがあります。
4.歯周病の進行
歯ぎしりをすることで歯が揺さぶられ、歯を支えている骨が溶けて歯周病が進行するケースも。
進行してしまってからでは遅いので、心当たりのある方や気になる方はぜひお尋ねください。
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