ファミリー歯科ブログ

2025.01.21

フッ素について2

こんにちは。

博多区麦野、西鉄雑餉隈駅、JR南福岡駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。

前回のつづきです☆

フッ素は、歯のエナメル質に取り込まれることで強化し、酸に対する耐性を高めます。

口腔内で生成される酸は、エナメル質を溶かす作用を持っていますが、フッ素がエナメル質に作用することで、溶けにくいフルオロアパタイトという物質が形成され、これが歯を酸から守るバリアとして機能します。


歯科でのフッ素塗布は、このプロセスをサポートし、歯質を強化することで、むし歯になりにくい環境を作り出します。


なかでも、成長期の子どもにとっては、歯の発育段階でのフッ素摂取が、将来的なむし歯予防に大きな効果をもたらすとされています。

むし歯菌であるミュータンス菌は、糖を代謝して酸を生成し、その酸がエナメル質を溶かすことでむし歯が進行します。

フッ素は、このミュータンス菌の活動を抑制する働きを持っています。

さらに、フッ素は菌の増殖を抑制し、菌が歯に付着する力も弱められます。


歯科でのフッ素塗布は、これらのむし歯菌に対する直接的な防御策として有効とされ、定期的に行うことで、口腔内の健康を長期的に維持していきます。

処置が終わった後は、30分程飲食を控えることで、フッ素が歯に定着しやすくなります。

歯科医でのフッ素塗布は、安全性が高く効果が期待できるむし歯予防策として推奨されています☆

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