ファミリー歯科ブログ

2025.06.18

インプラントつづき☆

こんにちは。

博多区麦野、西鉄雑餉隈駅、JR南福岡駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。

インプラントのつづきです。

インプラント周囲炎とは?

インプラント周囲炎とは、歯周病に似た病気で、インプラント治療を受けた患者さんの実に4割で認められていると報告されています。

症状としては、周囲組織の発赤・膨張・出血・排膿・歯槽骨吸収・細菌感染による炎症性病変などが特徴です。

前段階としてインプラント周囲粘膜炎があり、この時点では歯槽骨の吸収や変化はほとんど見られず自覚症状もほとんどありません。

そのためインプラント周囲炎まで進行するケースが少なからずあり、また進行スピードも歯周病と比べて早い点に注意が必要です。

インプラント周囲炎が悪化すると歯槽骨の吸収によって埋入したインプラント体を支えきれなくなり、インプラント体を除去する可能性もあります。

インプラント周囲炎の治療法は進行具合によって以下の方法から選択します。

  • 機械的な歯石・プラークの除去
  • 殺菌剤による洗浄
  • 局所的・全身的抗菌療法
  • 切除・再生療法などの外科的療法
  • インプラントの除去

インプラント周囲炎の治療は炎症を抑えることが第一としています。

インプラント治療後には、インプラントが安定して機能するためのメンテナンスを行います。

これは定期的に行い、インプラント周囲炎の早期発見やインプラント以外の口腔内の疾患の発見のためにも重要な内容です。

どれだけインプラントのメンテナンスを行っても、普段のお手入れが悪ければ症状は改善しません。

歯と歯周組織の健康は、ホームケアと歯科でのケアを両立することで維持ができます。

そのため歯科での歯磨き指導を受け、日々の適切なメンテナンスを意識することが重要です。

セルフケアの質を高めることはインプラント周囲炎やむし歯・歯周病の予防に重要です☆

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