ファミリー歯科ブログ

2025.07.16

入れ歯がゆるい2

こんにちは。

博多区麦野、西鉄雑餉隈駅、JR南福岡駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。

入れ歯がゆるいと起こりうる症状!

*口内炎ができる

入れ歯が合わなくなると、入れ歯と歯茎の間に隙間ができたり、噛む際の力が特定の部分に集中したりする場合があります。

不均一な圧力が原因で、入れ歯と接する粘膜に炎症が起こり“義歯性口内炎”が発症することがあります。

義歯性口内炎は、痛みや腫れ、白っぽい丸い潰瘍や出血などの症状を伴います。

特に、入れ歯の形状が歯茎に合っていない状態で使い続けると、粘膜が常に圧迫や擦れにさらされ、炎症が進みやすくなります。

痛みを我慢して入れ歯を装着し続けることで、粘膜が傷つき、発赤や潰瘍形成に至るケースも少なくありません。

*歯茎がぶよぶよになる

長期間、合わない入れ歯を使用し続けると、歯茎に過剰な刺激が加わり“フラビーガム”と呼ばれるやわらかくブヨブヨとした状態になることがあります。

この状態になると入れ歯の安定性が低下し、外れやすくなるため、場合によっては外科的に肥厚した歯茎を切除する必要が生じることもあります。

特に、上が総入れ歯で下が両側の奥歯だけの部分入れ歯といったケースで起こりやすいため、注意が必要です。

*痛みや吐き気を感じる

入れ歯が歯茎にしっかり合っていない場合、口腔内の粘膜が刺激されて傷つきやすくなり、噛んだときに痛みを感じることがあります。

また、誤った装着はお口のなかに不快感を生じさせ、炎症や傷の原因となる場合もあるため注意が必要です。

さらに、入れ歯のベース部分が大きすぎたり長すぎたりすると、喉の粘膜を刺激して吐き気を引き起こすことがあります。特に上顎の義歯床が過剰に広い場合や、下顎の入れ歯に不要な部分がある場合にこの症状が現れやすいとされています。

入れ歯の不具合に対して市販の安定剤や一時的な対処法は根本的な解決にはなりません。

そのため、入れ歯を作製したかかりつけの歯科医師に相談し、専門的な診察を受けることが大切です☆

歯科医師による調整や修理で、現在の入れ歯を快適に使い続けられる場合もありますが、状態によっては新しい入れ歯の作り直しを検討する必要があります。

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